ワッチャイ

生まれて45才になるまで一度も水に入ったことが無いワッチャイ。
彼はマレーシア国籍の中国人(客家人)でマレー語の学校へ通ってアラビア語のコーランを習った変り種です。英語、マレー語、広東語、北京語を話す名コーデネーターです。
これは「電波少年」のコーデネートの時の話です。依りによって「スワンボート」がマレーシアを通過する45日間の海上でのコーデネート(彼はカメラ船にのっていた)。只一人ライフジャケットをつけているのですが足はがくがく、ちょっとでも高い波が来れば顔色は真っ青。
そんなある日ペナン島の近くの島でスワンボートの二人が警察官に尋問され、何も答えないので警察署に連行されてしまったのです。でもおもしろいからカメラは回りっぱなし、ワッチャイはと云うと、あわてて連邦政府の撮影許可書、マーリンポリスの許可書をバックから取り出したのですがその瞬間、許可書は手元に残ったのですが、バックがボチャンと海の中へ、バックの中には本人のパスポート、撮影で使ったお金の領収書などが入っていた。船着場は浅いにもかかわらず、水の中には入れない、日本人スタッフを呼んで助けを求めようにもみんな撮影に夢中でそんな雰囲気ではない。
そうこうしているうちにぽかりぽかりとバックは沖へ、一方ではワッチャイだけが言葉を話せるので警察官に呼ばれる始末、ええままよとばかりはいずってボートから船着場へ上がる。
警察官「おまえが案内人か、彼らは何を言っても何故答えないんだ」
ワッチャイ「何語で聞きましたか」
警察官「もちろんマレー語だ」
ワッチャイ「この人達は日本人で日本語以外話せません」
警察官「やっぱりそうか、どうりで」
ワッチャイ「ここに許可書があります、コピーを置いていきますのでコピー機はありませんか」
警察官「こんな島にあるわけないだろう、それを置いて行って新しいのを事務所から送らせなさい」
ワッチャイ「でも、自分はいつも海の上だから」
警察官「早く行きなさい」
この日はなんとついてないワッチャイだったか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック